税理士は婚活でも人気の職業なので、中には偽物が混ざっていることがあるかもしれません。
そのため、相手が税理士を名乗った場合、まずは本物かどうかを確認した方が良いです。
では、具体的にどのように確認すれば良いのかを解説していきます。
税理士の偽物には色々なパターンがある
婚活市場では、税理士の人気は高いです。
国家資格を保有していて、年収が高いというイメージがあるからです。
そして、実際に年収の水準は高い上に、将来も安定して収入を得られる可能性が高いです。
さらに、お金にしっかりしていて、結婚してからも金銭トラブルを引き起こすリスクが低いというイメージを持たれがちです。
また、大勢の人から認められる職業でもあります。そのため、婚活市場でも相手が税理士だと知った瞬間に態度を正す女性もいるようです。
そのような理由から、税理士資格を保有していないにも関わらず、税理士を名乗る人がいます。
ニセモノの中には、税務に全く関係のない人もいれば、税理士資格を持っていないけれども、税務関係の仕事には就いている人もいます。
税務に携わっていて、ある程度の知識があれば、税理士になりきるのも比較的容易になります。
また、税理士志望で、将来的に税理士資格の取得を目指している人が、税理士だと名乗るパターンもあります。
いずれ税理士になるつもりだから、早めに税理士と名乗っていても問題はないだろうと考えるパターンです。
いずれの場合も、資格を持っていないにも関わらず税理士を名乗るのは、相手をダマすことになるので、結婚相手はもちろん、彼氏にもしない方が良いかもしれません。
本物の税理士かどうか確認する方法
ネットで検索してみる
出会った男性が本物かどうか確かめるには、インターネットで検索してみるのが簡単です。
日本税理士会のHPで検索する
税理士試験に合格後、「日本税理士会」に登録して始めて税理士を名乗ることができます。
したがって、日本税理士会のHPで検索してみれば、本物かどうか見抜くことができます。
ただし、税理士試験には合格しているけど、日本税理士会の登録はしていないという人もいますので注意が必要です。
会計事務所のHPをみて見る
出会った男性が所属している会計事務所、または自身が経営している会計事務所を検索してみることをお勧めします。
会計事務所にとって、税理士が多く在籍していることは見込み顧客へのアピールポイントになりますので、HP上で記載しているケースが多いです。
税理士試験には合格しているけど、日本税理士会には登録していない場合は、「税理士有資格者」といった名称で記載されています。
税理士試験について色々聞いてみる
相手が本物の税理士かどうかを確認するためには、税理士試験について聞いてみると良いでしょう。
そして、「試験に合格するのは簡単だった~♪」と答えた人は、少し疑った方がいいかもしれません。
税理士の国家試験は難易度が非常に高いことで有名で、そう簡単に合格できるものではありません。
中には10年以上経っても、税理士になれない人もいるほどです。
そして、実際に税理士になった人は、試験に関して「大変だった」「地獄だった」という風な感想を持つことが多いです。
したがって、試験が簡単だったと答えるのは、税理士試験に関して何も知らない人である可能性が高いです。
もちろん学力が圧倒的に高く、実際に簡単に合格できる人もいます。しかし、そのような人はほとんどいないため、偽物に出会う確率の方が高いでしょう。
そして、税理士試験の具体的な内容についても訊ねてみると良いです。税理士の試験は特殊な形式で、11科目の中から一部を選択できるようになっています。
その仕組みについて興味があるという形で、どのように試験を受けたのかを確かめてみましょう。
本物の税理士であれば、試験の内容についても詳しく説明してくれるはずです。
しかし、試験に関して無知である偽物は、説明することができません。下手にはぐらかそうとしたり、話す内容に矛盾があれば、偽物である可能性が高いです。
もし、税理士だけをターゲットに婚活をするのであれば、試験に関係ある11科目を全部把握しておくのも良いです。
税理士試験は、11科目の中でも簿記論と財務諸表論が必須で、所得税法と法人税法のどちらかを選択しなければならないという決まりがあります。
そして、その他に国税徴収法や固定資産税などの7分野があります。
その科目名と試験の仕組みを全て把握しておけば、相手の話の矛盾を突きやすくなり、大抵の嘘は見抜けるはずです。
偽物だと見抜けないのは、税理士になりきるために入念な下調べをした人か、税理士になることを目指していて、試験について詳しい人くらいです。
また、年齢から判断するという手もあります。
税理士は試験が難しいので、すぐになれるわけではありません。そのため、30代でも合格できず、40代になってやっと税理士になれる人もいます。
したがって、ある程度年齢を重ねている人の方が、本物の税理士である可能性が高いです。
30代前半で税理士だという人は、入念な確認をした方が良いでしょう。
年収を確かめてみる
税理士は年収が高いというイメージを持たれることが多いので、自分を税理士だと騙る偽物は、年収を高くしがちです。
そのため、婚活で相手が本物の税理士かどうかを確かめるには、年収を聞いてみるのもひとつの手です。
婚活では、相手の年収を確認することは一般的ですので、難しくはないはずです。
税理士の年収の目安は、会計事務所に雇用されている勤務税理士の場合で、大体500万円から700万円です。会計事務所内で役職を持っていればもう少し高いですが、1,000万円を超えるのは中々難しいです。
したがって、年収を聞いた際に勤務税理士で年収1,000万円以上と答えた人は、完全には信用しない方が良いかもしれません。
高収入のイメージから、とりあえず1,000万円超えと言っておけば良いと考える偽物である可能性があるからです。
ただ、独立開業している「開業税理士」であれば、年収が数千万円になることがあります。
しかし、婚活の場でその額を素直にアピールする人は、あまりいないでしょう。
数千万円という年収は真実味がない上に、お金目当てで寄って来る人が増えるからです。
したがって、本物の税理士は高すぎる年収を言わないと考えておいて問題はないはずです。
税理士かどうかストレートに確認する
回りくどい手法ではなく、相手に本物かどうかをストレートに確認するという手もあります。
税理士をかたる偽物がいるということを伝えたら、自身が本物だという証明をしてくれるかもしれません。
その際には、婚活に真剣だからこそ、相手をしっかり見極めたいという意思を伝えることが大切です。
その真剣さが伝わると、真摯に対応してくれる可能性が高くなります。
また、「税理士バッジ」や「税理士証票」を持っているかどうかを確かめてみるのも良いでしょう。
もちろん婚活の場に本物は持って来るわけはありませんが、スマートフォンに写真があるかもしれません。